めっきり寒くなってきましたね、温かいお風呂が恋しい季節です。先回の『リフォーム費用の目安』記事の続きになります。今回は設備（水回り系）のリフォーム費用について詳しく解説させていただきたいと思います。

ジャンル	リフォーム項目(費用の目安)
設備・内装 (水回り系)	・トイレの温水洗浄便座の設置(8-16万） ・バスタブの交換(14-20万) ・洗面化粧台の交換(20-50万) ・トイレ全体の改装（タンク式）(20-100万) ・IHコンロへの交換(18-80万) ・ガス給湯器の交換(20-50万) ・洗面所の改装(20-100万） ・システムキッチン(I型）の交換(40-80万) ・システムバスの交換（戸建て）(80-150） ・キッチン全体のリフォーム(80-400万) ・システムバスの交換(50-150万)

リフォームの中で『水回り（みずまわり）』とはトイレ・キッチン・お風呂・洗面化粧台などを総称して水回りと呼びます。

ちなみに、自己紹介で「私の職業は昼の水商売です！」というギャグをお持ちのお茶目な設備屋さんが身近におりますが、場の雰囲気が少し「氷りつき」ますね。(^_-)…水だけに♪ そんな設備屋さん、いわゆる水道屋さんが活躍するリフォーム工事になります。

・トイレの温水洗浄便座の設置(8-16万）
洋式トイレの便座の交換費用の内訳は「便座の商品代金＋取替工事費＋経費」で構成されます。

取替工事費は、通常１～1.5万円ほどと各社の金額は大差ありませんが、便座の商品代は種類やグレードによって金額差が大きいです。

トイレには便座だけ交換できる分離型と、便器をまるごと交換しなくてはいけない一体型があります。

便座だけ交換できる分離型便器であれば、手元操作ウォシュレット便座３万円＋取替工事費1万円＋経費5千円＝4万5千円くらい～（から）が一般的な便座交換リフォーム費用かと思います。

一体型トイレは便器を丸ごと交換する必要があるため、リフォーム費用金額は15万円～30万円くらいかと思います。これも選ばれる便器の商品代金によって差が生まれます。

D.I.Yが得意な方であれば、トイレ給水管の元栓を閉めてご自身で取替えすることも出来ますが、水漏れや工具を揃える費用と手間のことなどを考えますとプロに頼むのが最良かと思います。

・トイレ全体の改装（タンク式）(20-100万)
トイレ全体の改装とは、和式トイレを洋式トイレにリフォームすることなどが考えられます。また、介護の関係でトイレの部屋を広げたり、手すりの設置や入口の段差解消を必要とする場合もあるでしょう。どこまでどのようにするかによってリフォーム金額は大きく変わってきます。

例えば、和式トイレを洋式トイレにリフォームする場合は、まず解体が必要になり、便器交換のほかに床仕上げや壁紙張替えなど内装や扉の交換、換気扇や照明器具交換などの電気工事費などが必要になります。

内訳は「解体処分工事費＋便器商品代（10~30万円）＋設備工事費＋大工工事費＋内装工事費＋電気配線（換気扇や照明器具交換の電気工事）＋木製建具工事費＋経費」などとなります。こちらも選ばれる便器の価格に大きく影響されますが、50～100万円程度が相場かと思います。

20万円というのは洋式トイレから洋式トイレに便器の交換をする際に、床仕上げや壁紙を張替えする程度のリフォーム内容になるかと思います。

・洗面化粧台の交換(20-50万)

洗面化粧台の交換リフォームの工事内訳は「洗面化粧台商品代金10～20万円＋取替工事費４万円＋処分費・経費１万円（＋器具によっては自動水栓などの場合は合わせて電気工事3万円くらいが必要になる場合もあります。）」となりますので15~30万円くらいでしょうか。幅が1mを超え、カウンターや上部や脇に収納キャビネットが沢山あるようなハイグレードの洗面化粧台もありますので、そうなりますとMAX50万円ってのもあり得ます。（洗面化粧台の選び方については、こちらの過去記事をご参照ください。）

・洗面所の改装(20-100万）
洗面化粧台の交換10～20万円程度に合わせて、床の張替え（クッションフロア張替え4万円程度）や壁紙の張替え（6万円程度）などをする場合は合計20～30万円程度ですが、床の段差解消や床の下地合板がぶわぶわするので下地から交換したり、扉も交換する必要があったり、換気扇も追加したい、洗面台の位置を変えたいなどした場合MAXで100万円くらいになる場合もございますが、50万円くらいが平均的な洗面所改装のリフォーム費用の目安になるかと思います。

・システムバスの交換（戸建て）(80-150）

新潟ではまだまだタイル張りのお風呂が多いですので、既存解体処分工事（25万円程度）＋新規ユニットバス本体とメーカー組立費（60万円）＋配管設備工事（25万円）＋電気・換気扇工事（10万円）＋風呂入口側の壁など大工工事（10万円）＝130万円くらいが平均的な費用になるかと思います。前出の洗面所の改装と合わせて施工する場合は、180～200万円くらいが相場かと思います。
ふろガス給湯器はそのまま使える場合もありますが、10年以上お使いのふろガス給湯器であれば、交換（20万円程度）も一緒にされると良いかと思います。
ユニットバスのグレードに拠って左右されますが、せっかくのリフォームですので満足感が大切です。思い切ってユニットバスのグレードを上げて満足感を高めるのも良い考えと思います。
（ユニットバスの選び方については、こちらの過去記事をご参照ください。）

・システムキッチン(I型）の交換(40-80万)
・キッチン全体のリフォーム(80-400万)

システムキッチンはユニットバス工事と似ていて、既存解体処分工事（10万円程度）＋新規システムキッチン本体（キッチンパネル含む）とメーカー組立費（60万円）＋配管設備工事（25万円）＋電気・換気扇工事（10万円）＋キッチン前の壁など大工工事（10万円）＝120万円くらいが平均的な費用になるかと思います。キッチンの床張り替え（30万円程度）や壁紙張替え（30万円程度）などキッチン全体の工事も含めますと、180～250万円くらいが平均的な費用になるかと思います。
（システムキッチンの選び方については、こちらの過去記事をご参照ください。）

ということで、今回は水回りリフォーム費用の目安についてまとめさせていただきました。とは言え各ご家庭で諸条件が違ってきますので、まずは現況調査を依頼し見積と提案をしてもらうところから始まります。相場を知っていれば予算の準備や見積金額が妥当かどうかの判断の参考にしていただければ幸いです。

また、水回りリフォームは介護リフォーム（介護保険の助成金）とも関連したり、エコな取り組みとして国、各市町村の各種リフォーム助成金などを利用できる場合があります。知ってる人に聞くのが一番ですので、上手に活用しましょう。（助成金の例：国土交通省の2022年度『こどもみらい住宅支援事業』など）

新潟県の県央地区で「水回りリフォーム」の事なら、まずはユキハウスにご相談ください。

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