冷たいタイルのお風呂から、暖かいユニットバスへ。

一年延期されましたが、ようやく東京オリンピックが開催されましたね。実は、ユニットバスが誕生したのは、1964年に開催された前回の東京オリンピックが関係していたのはご存じだったでしょうか?海外からの大勢のお客様を招く為に、急ピッチでインフラ整備や、ホテル建設ラッシュが起き、より多く、そしてより工期短縮するために考え出されたのが「ユニットバス」の原点だそうです。そうなんです、ユニットバスって日本が発明したんですよ。ニッポン!チャチャチャ♪ 金メダルものですね。

一般住宅用として普及したのは80年代に入ってからでしょうか。築30年くらいまで、まだタイル貼りのお風呂が多かったと思います。

タイル貼りのお風呂1

昨年末に、弊社ユキハウスで施工させていただいたお客様のお宅も築40年くらいは経っており、タイル貼りのお風呂でしたが、冬は冷たく、タイルも剥がれ始め水漏れがしているようでした。

既存脱衣場

脱衣場は狭く、昔の煙突で排気する隣接型の風呂釜が床にあって何とかならないものか?…とご相談をいただきました。

ユニットバス1
ユニットバスの扉を引き戸にすることで、浴室も脱衣室も広く使えます。

そこで、お風呂場をユニットバスにし、一緒に脱衣場も床から新しくするリフォームをご提案させていただきました。
ユキハウスは、お風呂リフォームの設計(企画)と、良質な施工業者をご紹介させていただきます。見積りをとり、一緒にショールームに行きます。工事中はシッカリ監理をして、終わった後の確認とフォローをさせていただきました。

脱衣場1

脱衣場も風呂釜と給湯器を外部に新しく設置して、部屋の大きさは変えずに、以前より広々とすることが出来ました。

ユニットバス2

ユニットバスは、売れ筋のTOTOのサザナ。何と言ってもフワフワしたクッション性のある「ほっカラリ床」が特徴的。床の触感が冷たくないんです!

サイズが0.75坪(1216サイズ)です。1216サイズとは、ユニットバス内法寸法が120cm×160cmです。現在は1616サイズ(160cm×160cm)が一般的ですが、この時代は1216サイズのお宅も多いです。

基本的にユニットバスは、規格(大きさ)が決まっていますので、リフォームの場合はまず既存のお風呂場の大きさを測ることから始まります。

次に、メーカーに予算に合わせたプラン提案を作成してもらい、他の解体や大工さん、設備工事費を含めた概算見積りをご確認いただきます。

内容を確認し、「よし!それでやってみよう!」となれば、提案プランを持って一緒にショールームに伺います。ショールームではアドバイザーから実際に本物のユニットバスを触ったり、服を着たままですが浴槽に入ったりして、性能や機能の説明を聞きながら、色や柄、手摺りなどオプションを決めていきます。カタログだけではわからないこと、決められないことが沢山ありますので、出来るだけショールームに行って決めることをお薦めします。無料ですし。(^^)

この時は、浴槽の跨ぐ高さが気になり、手摺りを多めに設置することになりました。手摺りはユニットバスの壁に下地を入れておく必要があるので後付けするのが難しい為、事前によく思案する必要があります。費用的には手摺り1ヶ所 およそ1万円くらいのオプション追加ですので、ここでよく相談しておくのがコツです。

ユニットバスのシャワー・カウンターが取付く壁1面をアクセント壁として、色柄を選択するのが一般的です。これもショールームで展示されてるものや、実物のカットサンプルを見ながら決めることをお薦めします。

オプションの場合もあるので注意が必要なのが「断熱」。

浴槽はもちろん、ユニットバスの天井・壁・床のパネルに断熱材の入ったものを選択しましょう。出来れば、浴室換気扇は乾燥暖房の機能の付いたものにすると、冬場はお風呂が乾燥室としてちょっとした洗濯物を乾かすことができますし、お風呂の扉を開けて暖房しておけば、脱衣室も一緒に暖かくできますので、ヒートショック対策としてはとても有効です。

その時、窓の断熱も忘れずに。内窓を取付け二重サッシにすることが必須です。

タイル貼りのお風呂から、ユニットバスにする工事期間は、タイルお風呂場の解体2日・配管1日・土間コン打設1日・乾かす1日・ユニットバス搬入組立1日・配管接続1日 計7日間ですが、日曜日を挟むので1日プラスで、最短8日間。お風呂が使えない期間が8日間となります。(脱衣室も一緒ですと、もう3~4日掛かります。)その間は、近くの日帰り温泉施設などを利用される方が多いです。

費用はユニットバス本体の価格帯によりますが、エントリークラスで本体とメーカー搬入組立費・オプションを含めると60万円くらい。付帯工事としてタイル貼りのお風呂の解体や配管設備工事なども60万円くらいですので、エントリークラスで合計120万円くらいがひとつの目安かと思います。
脱衣場も一緒に工事される場合はもう50万円くらい掛かるかと思いますので、合わせて170万円くらい。

近年は交通死亡事故より、お風呂場で亡くなる方の人数の方が遥かに多いそうです。考え方次第ですが、軽自動車を1台買うくらい(今は自動車の本体価格だけでそのくらいしますかね?)で、ご自宅・ご実家のお風呂を安全・安心・健康で快適にリフォーム出来ますので、高齢の親御さんへの親孝行としては、とても費用対効果が高いのではないでしょうか?

まとめ
・1964年の前回、東京オリンピックで、ユニットバスが誕生した。

・ユニットバスは規格(大きさ)が決まってるので、既存のお風呂場の大きさを測ることから始まる。

・ユニットバス選びは、(無料)ショールームを活用しましょう。

・手摺りは後付けが難しいので、一緒にオプションで選択する。

・ユニットバスは断熱が大事! 断熱パネル仕様を選ぶこと。

・その際、窓を二重(内窓)にするのを忘れずに。

・換気扇は乾燥暖房付きがオススメ。

・ユニットバスの工事でお風呂が使えない期間は、8日間程度掛かります。

・タイル貼りのお風呂からユニットバスにする工事費用は、エントリークラスで120万円くらいが目安。

・脱衣場も一緒にリフォームしても170万円くらい。(今、軽自動車を1台を買うともっとするでしょうか?)

・近年は交通死亡事故より、お風呂場で亡くなる方の人数の方が遥かに多い。

・安全安心・健康で快適なユニットバスへのリフォームは、費用対効果が高い。実家のお風呂リフォームは良い親孝行になります。

新潟県 県央地区で、お風呂リフォームのご相談は「ユキハウス」まで

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