甚大な震災被害に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧と復興を願います。
地震の影響でまだ断水が続いている地域もあるかと思いますが、断水時及び、復旧時にやるべきこと4点をお伝えします。
①断水時
断水中は家の水道メーター(元栓)を閉めておきましょう。
水道メーター(元栓)は、家の外、敷地境界・前面道路から概ね1m以内のところにあります。水色のプラスチックな蓋が多いですが、古い場合や車の乗り入れ場所には鉄蓋の場合もあります。
また、トイレや給湯器、洗濯機、浄水器などは個別に蛇口やマイナスドライバーで開け閉めする止水栓(しすいせん)がありますので、その蛇口(止水栓)も閉めてください。
家の中の給水管に砂や赤さびが入るのを抑えられます。(給湯器や洗濯機、トイレのウォシュレットなどに砂や赤さびが入るのを予防します。)
②復旧時
復旧の連絡が来たら、断水時に閉めた水道メーター(元栓)を開きます。
まずは外部の水栓柱の蛇口から、しばらく水を出して、給水管に入ってくる砂や赤さびを流し出します。
また、給水管の中の空気を抜く意味もあります。最初に給水管の中に入り込んだ空気が勢いよく出ます。
最初に外部水栓を開ける理由は水道メーターに一番近いことが多いのと、洗濯機や給湯器などの機械に繋がっていない蛇口だからです。
まずはここでしっかりと水を出して、家の中の給水管になるべく砂や赤さびを入れないようにすることが大切です。
③外部水栓から十分に水を出した後、家の中にの蛇口を同様に出していきます。
特にキッチンの蛇口先端には、ストレーナーと呼ばれるゴミをキャッチする網目のフィルターが付いてる蛇口が多いです。(泡末させるタイプもあります。)
ストレーナーに砂や赤さびが詰まると水の出が悪くなります。
蛇口先端のストレーナーを外し、よく掃除してあげると改善されますが、以前より水の出が悪い時は、復旧工事がまだ完全でなく水量が少ない場合の他に、ストレーナーの詰まりの場合もあります。
④よく蛇口から水をしばらく出し終えてから、給湯器や洗濯機、トイレに繋がる止水栓を開き使用しましょう。機械類に砂や赤さびが入ると故障の原因になります。
この4ステップは、ご自身でできることですので、復旧作業に追われてる設備業者さんに協力できることと思います。
断水されてる地域の速やかな復旧を願っております。