2023年1月24日~26日にかけての大寒波に注意が必要のようです。気温が-4℃以下になると給水管の凍結が問題になります。5年前の新潟では給水管が凍ってしまい破裂や給湯器が動かなくてお湯が使えないという事故が多発しました。
最も有効なのは、就寝時に家の中の1ヵ所で良いのでお湯の蛇口(給湯器を経由したい)から水を4mmくらいの太さで出しっぱなしにしておくことです。
少ない水量ですと給湯器はお湯になりませんが、念のため給湯器のリモコンスイッチは切って行いましょう。動いてる水は凍りません。
また、給湯器本体の凍結防止は、給湯器自体が寒くなると気温を察知して自動で凍結防止運転をしてくれます。ただし、浴槽に水が入っていないといけませんので、残り湯は捨てずに浴槽の穴から5センチ以上、水を貯めておいてください。
その場合、給湯器リモコンを切っておいても、給湯器は自動凍結防止運転はをしてくれます。(給湯器のコンセントは抜いちゃダメですよ)
詳しくは、前回の 記事をご参照ください。
普段から給湯器や外部の水栓など点検し、保温が破れていないか? 凍結防止の電熱ヒーターのコンセントが抜けていないかなど確認しておくことが大切ですが、もう大寒波が来るのが差し迫っていますので、自分で出来る簡易的な保温方法をご紹介します。
『自分で出来る!タオル簡易保温!』
佐賀県の唐津市の水道工務課作成の動画がわかりやすいです。(4分)https://www.youtube.com/watch?v=1OF5en77ZT4
●用意するもの
・タオルや布(捨てるような古いもので大丈夫です)
・ビニールテープ(輪ゴムなどでもok)
・ビニール袋(ビニールシート、サランラップ)
●タオル簡易保温方法
外部の水栓や、給湯器は給水管接続部分(止水栓・追い炊き・循環配管部分もしておくと良いです)にタオルを巻いて、ビニールテープでグルグル。そのタオルが濡れて凍らないようにビニール袋やビニールシートで覆ってください。濡れちゃうと逆効果です。
■給湯器のタオル簡易保温する場所
給湯器の場合は、下記の写真のように給湯器と給水管の接続部分が一番凍結します。止水栓や追い炊き配管(循環配管)も保温しておくと良いです。
ひと手間ですが、やらないより断然効果があります。あくまで簡易的な保温ですので寒波が収まったら、取り外してプロに依頼し新しく凍結防止電熱ヒーターを巻いてもらったり、保温を直してもらいましょう!電熱ヒーターが古くてダメになってる場合が多いです。また給湯器配管カバー取付も有効です。
■風が当たると凍結しやすい、配管カバーが有効です。
風が配管に直接あたる場所に設置された給湯器には『配管カバー』(給湯器の下につける箱のようなカバー)が有効です。給水管は風に当たると凍結しやすんです。後付けできます。電動ドライバーがあれば頑張って自分でもできます。
■エラー番号290『エコジョーズ』という燃費の良い給湯器は、ドレン排水管が凍結します。
ドレン排水管が凍結した場合、給湯器のリモコンにエラー番号「290」が出ます。
近年では、ドレン排水管部分の凍結防止ヒーターが付いた準寒冷地仕様のエコジョーズ給湯器(リンナイのEシリーズ)もありますが、それ以外はよくドレン排水管が凍結して排水できないエラーで給湯できなくなります。
■凍結してしまった場合
基本的に日中、気温が上がるまで我慢して自然解凍を待つのが常套ですが、凍結してしまった場合の対処法は、当ブログの以前の記事をご参照ください。
室内でも、寒いお部屋…お風呂場のサーモスタッド混合栓や、洗面所、トイレの給水も凍結することがありますので、タオル簡易保温をしておくのも予防策になります。
まとめ
冒頭にも申しましたが、基本対策は就寝時にお湯側の蛇口から水を出しておくことです。
外部水栓柱や、給湯器の給水管接続部分、風呂場・トイレ・洗面所のタオル簡易保温は、その補助とお考えください、備えあれば憂いなし。
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