物置・収納庫の選び方

「物置・収納庫が欲しいけど、どうやって選べば良いの?」と言うご相談をいただきましたので、まとめたいと思います。

monooki img_main

■物置と収納庫の違い

まずは「物置」と「収納庫」の違いですが、物置を中・大型物置と分類し、収納庫とは呼ばずに小型物置と呼ぶメーカーもあるように明確な違いはないようです。
物置は間口(まぐち)1.8m×奥行(おくゆき)1.8m×高さ2m程度以上の大きさ(一坪=3.3m2=畳2枚分)で、収納庫は間口1.8m×奥行0.9m×高さ2m程度以下の大きさ(半坪=1.65m2=畳1枚分)と言う区分で考えると良いようです。

家の中の広さでイメージするなら、物置はお風呂場(ユニットバス)、収納庫はトイレくらいの広さを想像してみてください。

いずれも、鋼製(現在は、サビにくいガルバリウム鋼板を使用してるメーカーが多いです)で、イナバヨド(ヨドコウ)タクボ物置などのメーカーが有名です。鋼製物置は無機質なイメージで個性に欠きますが耐久性やメンテナンスの事などを考えますと鋼製の既製品が無難と思います。

erumo_md-2215-02
ガルバリウム鋼板は鉄にアルミと亜鉛の合金をメッキしたもので、サビにくい合金です。

既製品ですが基本的に現場組立式ですので、製品代の他に運搬組立工事費(1.5~4万円程度)とアンカー設置費(5千円~1.5万円程度)が必ず必要になります。
※もっと小さな収納庫(間口0.9m×奥行0.5m×高さ1m程度)もあり、自分で組み立て可能な製品もあります。

物置サイズ
間口・奥行・高さ

■売れ筋のサイズと価格の目安

物置メーカーのカタログには選び切れないほどの種類がありますので、売れ筋を熟知している大手ホームセンター『コメリ』のオリジナル物置・収納庫を参考にしてみましょう。

コメリ物置01

●大手ホームセンター コメリオリジナルの物置は3種類
0.69坪タイプ(大きさ 約 間口1.8×奥行1.2×高さ2.1m¥108,000(+運搬組立・アンカー設置費 3~4万円程度)

1.08坪タイプ(大きさ 約 間口2.2×奥行1.6×高さ2.1m¥123,000(+運搬組立・アンカー設置費 3~4万円程度)

1.5坪タイプ(大きさ 約 間口2.5×奥行2×高さ2.1m¥168,000(+運搬組立・アンカー設置費 3~4万円程度)

※価格が抑えられてるのは、目に見える部分では、取手や鍵の部分などコストダウンされてるようです。

●大手ホームセンター コメリオリジナルの収納庫は2種類
0.39坪タイプ(大きさ 約 間口1.7×奥行0.75×高さ1.9m¥69,800(+運搬組立・アンカー設置費 2~3万円程度)

0.52坪タイプ(大きさ 約 間口1.9×奥行0.9×高さ1.9m¥87,800(+運搬組立・アンカー設置費 2~3万円程度)

※価格が抑えられてるのは、目に見える部分では、3枚戸でなく2枚戸などにしてコストダウンされてるようです。

扉の色や形
扉の色はメーカーでグリーンやブルーなど沢山用意されてますが、ホームセンターオリジナル商品は、ブラウンか濃いめのグレーの2色に絞られていますので、人気カラーは無難なこの2色と言うことと思います。
メーカーで言えば、コメリオリジナルはヨドではないかと思われます。扉の形状が3枚戸になっていて開いた時の開口幅が広く荷物の出し入れが楽。上レールに吊られてる「吊戸(つりど)」になっているので開閉がスムーズなのは、とても良いと思います。

棚板
棚は間口の2/3の長さの棚板が2枚付属しています。オプションで棚板も増やせるようですが、あまり細かくしてもかえって使いにくいのかも知れません。

積雪タイプ
一般型は積雪60センチまで、積雪型は1メートルまで耐えられるようです。コメリでは価格差がないようですので、新潟はドカ雪もありますので積雪型を選択するのが良さそうです。

■設置場所のスペース
売れ筋はわかりましたが、肝心の設置する場所に適したサイズを選ぶ必要があります。特に注意したいのは物置タイプの場合は屋根部分がひとまわり大きいので、サイズ確認は屋根の大きさを考慮する必要があります。
設置には物置本体よりも前後左右に10~20cmらい余裕をもたせて、高さも土台のブロックの高さ約15cm前後を考慮して物置を選びましょう。

収納したい品物の大きさ
新潟ではタイヤや灯油用ポリタンクを収納されたい方が多いかと思います。他にホースやバケツなどの洗車道具やガーデニング用品の大きさは下記をご参照ください。

size_02

その他に、自転車も入れたい方は、1坪(1.8×1.8m程度)以上の大きさが必要になります。それでも1台程度しか入れることはできないと思われます。

jitensya size
自転車の大きさの一例です。

予算と設置スペースに余裕があれば、オープンスペースをプラスしたコンビ(連棟)タイプなどもあります。

ヨド エルモコンビ
ヨドのエルモコンビ 本体の実売価格で24万円くらいのようです。他に運搬組立・アンカー設置工事が必要です。

他にシャッタータイプで、オートバイ収納に特化した製品もございます。また、耐久性やメンテ要らずな鋼製に限らなければ、海外製の樹脂でできたものや、ガーデニング・お庭つくりと一緒にお洒落なオリジナル物置を造ってしまうのも面白そうです。

ご興味あれば、より詳しい『SUUMO』の特集記事をご参照いただければと思います。

monooki650
画像をクリックしますと、SUUMOのおしゃれな物置サイトに移動します。

物置・収納庫についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
メーカーのカタログを見ても多種多様すぎて、どれを選べば良いのかわからないので、大手ホームセンター『コメリ』さんを参考にさせていただき説明しましたが、価格だけでなく仕様の詳細や設置組立工事内容などによって選ぶのも大切になってくるかと思いますので、まずは信頼できそうなところに聞いてみて、比べていただくのが良いかと思います。

ポイントをおさらいしますと
・設置場所は製品サイズより10~20センチほど余裕が必要。
・物置タイプは屋根がひとまわり大きいので屋根サイズで測ること。
・自転車を収納したいなら1坪タイプ以上の大きさが必要。複数台の場合はオープンスペースが連棟になったコンボタイプもあります。
・製品価格の他に必ず、運搬組立・アンカー設置工事が必要です。
・価格だけでなく、内容や工事の品質など信頼できそうなところに相談し、見積をしてもらい比べていただくのが良いと思います。

新潟県 県央地区で、物置・収納庫、カーポートのご相談は「ユキハウス」まで

denwa yukihouse

お問い合わせフォームはコチラです。または上のバナーをクリックしてください。

住まいのお悩みも募集中です。お気軽にご相談ください。

コメントを残す

送信されたコメントは、管理人が承認した後に表示されます。

公序良俗に反するものなど、管理人が不適切と判断したコメントは承認しない場合があります。また、管理人の外出時など、承認に時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。