「給湯器の調子が悪く、リモコンの電源を入れ直してやると何とか使えてる状況なんだけど…」というご相談をいただきました。
2021年の秋くらいから給湯器不足が続いていますが、今年(2022年)になっても解消されていません。
発端は2021年7月から始まった新型コロナ感染症対策でベトナムがロックダウンし、部品供給が滞ったと各給湯器製造メーカーが発表し、事実それから未だ給湯器の納期は2ヶ月以上…いえ、現状は更に悪化し4~5ヶ月待ちとのことです。
先日、問屋さんと話をしたのですが、自分のお客様に早く納品したいので社内の営業同士で喧嘩になるくらい取り合いになっているし、現在はこないだの東北・福島の地震の影響で被害のあった地域に優先になっていたりするそうです。
これは、給湯器の修理依頼をしても取替えの部品不足も同じことですので、修理も4~5ヶ月待ちのようです。
品不足だからと言って、必要のない給湯器を買い替える必要はありませんし、皆がパニックになって、焦ってそんなことをすれば尚更混乱は悪化することでしょう。
まずは、落ち着いてご自分の家の給湯器に貼ってあるシールに書いてある品番と製造年月を確認しましょう。


メーカーの設計耐久年数は10年間として製造されており、交換部品なども10年間は手に入れられますが、10年を過ぎると部品がない場合があります。
とは言え、設置場所の環境や使い方などによって10年で、きっちり壊れてしまう訳ではないのですが、リフォームに携わってる者として体感としては12年前後くらいで調子が悪くなるケースが多いように感じます。
10年以上お使いで調子が悪い症状があれば、メーカーへの修理を依頼するより買い替えをすることをお勧めします。
10年以上お使いの給湯器をメーカーへ修理依頼をしても、正規の工賃・出張料などの修理費が必要になり、交換部品は基本的にメーカーの定価(希望価格)になります。部品交換しても耐久年数が過ぎている訳ですから、それ以外の部分が壊れてしまう可能性が大きいからです。
買い替えの場合の依頼先は、大きく5つ。
■家を建てられた時のハウスメーカーや建築会社、大工さん
信頼度高ですが、自社でなく協力設備会社へ依頼することになります。
■ガス会社と提携しているガスショップと呼ばれるガス機器の販売店
信頼度と施工がしっかりしてると思いますが、金額設定も高めと言いますか本来は適正価格と思います。
■お近くの設備屋さん
ご近所やお知り合いであれば親身になってくれると思いますが、納期については問屋さんとの関係に左右されると思います。
■ホームセンター・大型電化製品販売店
ネームバリューあると思いますが、受付担当者によっては専門でなくチンプンカンプンの場合があります。ホームセンターではメーカーとタイアップして自社オリジナル品番の給湯器などありましたので、仕入れや在庫能力はもともとあると思います。担当者とタイミングかも知れません。
■地元リフォーム店
地元で比較的永く営業されてるお店が良いと思います。仮の給湯器を貸してくれたり工夫して営業されてるところもあると聞きます。価格破壊的に値段勝負でしたがさすがに今はそれなりの価格に上がってると思われます。また、飛び込み営業してくる県外のリフォーム業者などは用心された方が良いです。
それぞれに、得意・不得意、メリット・デメリットがありますが、今は価格より「納期」と「信頼度」が大事と思います。(とは言え、あまりにも便乗値上げも困りますが…)
給湯器に貼ってあるメーカーと品番と製造年月を伝えて、できれば給湯器の写真を撮って送り、見積と納期確認を2社から取られ比較するのが良いと思います。完全に壊れてからではそんな余裕もなくなるのが一番心配です。
とは言え、すみません、ユキハウスでは現在ご相談をお聞きしてアドバイスすることくらいしか出来ていない状態です。
「最近、給湯器の調子が少しおかしいな?」と思ったら製造年月を確認して10年以上であれば、早め早めに信頼出来そうで、納期が早そうなところ2社に見積り依頼することをお勧めしております。
金額の目安はガス会社と連携しているガスショップの提示金額より大きく高くなければ問題ないと思います。金額だけでなく信頼度と納期優先が判断基準になります。
一日も早く供給が安定することを願いますが、パニックにならず製造年月を確認してみましょう。
新潟県 県央地区で、ガスふろ給湯器のご不安、ご相談は「ユキハウス」まで

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