家族が増えるので、タンス置き場になってた和室をリフォームして、使えるお部屋にしたいと言うご相談をいただきました。その施工事例になります。

まずは、空間を確保しなくてはならないのでタンスはひとつだけ残して、他は処分することに。比較的新しいならリサイクルショップに査定してもらう方法もありますが、今は粗大ごみの引取り処分に来てくれる業者があるので、そちらへお願いするのが一番楽ちんで面倒なくて良いと思います。でも、コストだけを考えますと、ご自身で市町村の公共の焼却場、処分場に出せれば一番お安くできますよね。

この和室と繋がってるリビングは、以前リフォームさせていただいたことがあり、お施主様にアレルギーがあるので、いくらホルムアルデヒドが放散しない基準をクリアした「☆☆☆☆＝フォースター」のついた建材でも、人によってアレルギー反応が違いますので、一般的なビニールクロスを剥がして、自然素材の塗り壁材料の製造メーカー「アトピッコハウス」の「カオリンの壁パーフェクトウォール」という塗り壁にさせてもらうご提案をさせていただくことに。

リビング施工当時、この塗り壁をとても気に入っていただけたので、今回の和室も「砂壁（すなかべ）」を落として「カオリンの壁パーフェクトウォール」に塗らせていただくことになりました。

写真では伝わりにくいのですが、この白い壁が「パーフェクトウォール」です。もともと、アク止め効果の高い「下塗り材」として開発されたそうですが、上塗り仕上げ材としても、とても優れてることがわかり商品化された経緯があるとのこと。

つまり、下塗りの手間が要らない分だけ、お安く施工できるのです。しかも、自然素材なのでシックハウス症候群対策にバッチリ。更に一般的な塗り壁「珪藻土（けいそうど）」より1.5倍も調湿性能があるそうです。

今回は、ついでに傷んでいた廊下の腰壁の部分も補修させていただきました。

メリットの話だけではなく、やはりデメリットもあります。

他の塗り壁より「安い！」とは言っても、一般的なビニールクロス貼りの２倍～2.5倍くらいはします。しかし、質感や効果はそれ以上の価値があると思います。塗り壁は実際に体感していただかないと、上手く伝わらないもどかしさがあるんです。

一度、その違いを知ったら「やっぱり、塗り壁にしとくべきだった！」と後悔されると思いますが、予算との兼ね合いもありますのでなんとも…例えば、塗り壁の天井は施工が難しいので壁より施工費が高くなりますが、コスト削減も兼ねて天井はビニールクロスにして、壁だけ塗り壁にする方法があります。実は「リビング」は、まさしくそのようにしました。

パーフェクトウォールは、乾きが速く、均一に薄く塗らなくてはいけないのでD.I.Yに向かず（メーカーがはっきりD.I.Y不可と言ってます。）、プロの左官屋さんにお願いしなくてはいけないのですが、使用してるうちに汚れた部分補修や、小さなクラック補修くらいなら自分でできると思います。

漆喰塗り壁ですと、乾きが遅く、厚めに塗れるので「パターン」と言って、模様をつけることができますが、パーフェクトウォールはそれが出来ません。ただし、顔料を混ぜて練ることによって、たくさんの色が選べるのも特徴です。淡い色に限られますが、優しい柔らかい印象の壁にすることができます。

今回はオマケで手作りのコート掛けを作成。フックをネットで買って、修正板にビス止めしただけですが、無印良品に売っててもおかしくない感じじゃないですか？(^^ゝ

今回の塗り壁「パーフェクトウォール」リフォーム工事で、タンス置き場だった和室が有効に使えるのはもちろん、同じ塗り壁にしたことでリビングとの一体感が生まれ、安心な自然素材シックハウス症候群対策ができ、ご満足いただけて嬉しいです。

新潟県 県央地区で、自然素材の塗り壁「パーフェクトウォール」のご相談は「ユキハウス」まで

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