給水管が凍結した時の対策

先回、お伝えした冬季の給水管・給湯器の凍結防止策を講じても、給水管や給湯器が凍ってしまった場合はどうしましょう。

実は「自然解凍するまで何もしない」と言うのがベストの対策なのですが、それを言ってしまいますと話が終わってしまいますので、どうしても困った時の対応策としては…

蛇口や凍結している配管にタオルをかぶせ、その上からゆっくりと「ぬるま湯(50℃程度)」をかけて溶かします。

急に熱湯をかけると、蛇口や水道管が破裂することがありますので注意してください。 凍結している箇所に直接熱湯をかけると、 ガラスのコップと同じように破損する場合があります。

ぬるま湯を掛けた後は、乾いたタオル等でよく拭き取ってください。掛けた後、そのままにしておくと、その水滴がまた凍る原因になります。

その他の方法として、 ドライヤーの温風を凍結した部分に当てる場合もあり…とありますが、プラスチック部分が熱で変形したりする可能性があり、あまり得策ではありません。温風くらいでは融けない場合も多いです。

給湯器の場合は、給湯器と給水管との「接続部分」が凍結しやすいです。間違ってガス管や電気コンセント部分などに、お湯を掛けないようご注意ください。

エコジョーズ(各メーカー同じ名前を使ってます)という燃費の良い省エネ給湯器の場合、給水管ではなく「ドレン(排水)配管」という部分が凍ってしまい、排水されずに、給湯器がエラーになってる場合があります。ドレン(排水) 配管が凍結した場合、リモコンに 「290」「291」等のエラー番号が表示されます。(エラー番号も各メーカー統一になってます。)こちらも、自然解凍が一番良いのですが急ぎたいなら、タオルを巻いて、ぬるま湯を掛けて融かします。

詳しくは、給湯器メーカーの「ノーリツ」のサイトをご参照ください。

水道メーター

凍ってたのが融けた後にわかることが多いのですが、水道管の破損(水漏れ)があった場合は、まず、家の水道メーターボックスを開けて、給水管の元栓を止めてください。(家の外の道路側にあることが多いです。)事前に自分の家の水道メーターボックスがどこにあるのか?除雪したり目印をつけておくのは大事です。元栓を閉めたら地元の指定給水装置工事事業者(有料)に修理依頼をします。

とは言え、そういう状況は皆同じで順番待ちになりますので、数日間待つなんてこともあります。事前に給水配管の保温材や、配管に巻かれた電熱ヒーターの点検を行い、凍結しそうな夜は蛇口からチョロチョロ水を出しておく「通水」など、しっかりと凍結防止対策を行うのが賢明です。

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