実家をリフォームする際に、窓を二重窓(内窓を取付)にして、床・壁・天井に断熱材を入れて、冷暖房をエアコンのみにしました。合わせて、キッチンのガスコンロも電気式の「I Hコンロ」にしました。
結果的に、灯油を買いに行く労力、灯油を溢して火災につながるリスク、部屋ごとの室温変化が少なくなるのでヒートショック予防などの健康リスクも軽減できましたが、電気代は確実に高くなりました。(;^_^A
足元が寒くて、乾燥してるので喉がイガイガするような感覚もデメリットに感じます。
ちなみに、エアコン暖房の電気代と石油ファンヒーターの灯油代(+電気代)を計算しますと…
<エアコン>
電気代=0.125×8時間×31円=31円
<石油ファンヒーター>
電気代=0.036×8時間×31円=8.9円
灯油代=0.109×8時間×132.2円=115.2円
電気代+灯油代=124.1円
圧倒的に、エアコンの方がランニングコストは安い計算になっていますが、これは家の高断熱高気密度にも拠りますし、一日中、石油ファンヒーターをつけっ放しで使用するか否かの生活のサイクルにも拠っても変わってきます。
「エアコン暖房の方が高い!」という認識は間違っています。
実際にはこの計算ほどの大きな差はなく、少なくとも同じくらいと考えて良いと思います。
慣れ親しんだ石油ファンヒーターの愛着と、急速に温かくすることができるハイパワーの特性が、わかりやすいのだと思いますが、石油燃焼に伴い毒性のある排気が室内に充満し、湿気も高くなり結露やカビ発生の原因になりますので、環境や健康を考慮すれば、光熱費がトントンならエアコン暖房を選ぶのが良いでしょう。
では、エアコンの使い方を工夫して、なるべく電気代を抑えて暖かく使う方法を調べてみます。
①エアコンの温度設定と室温の差
冬のエアコン暖房の推奨設定温度は室温20℃です。環境省は省エネと暖かさの両立のために20℃を目安としており、設定温度を1℃下げるだけで消費電力を約10%削減できます。
ただし、エアコンの設定温度を20℃にしていても、体感温度は20℃よりも低く感じることがあります。

これは、エアコンの設定温度と実際の室温はタイムラグがあるのと、体感温度は温度だけでなく湿度によっても左右されるからです。
湿度が低ければ設定温度よりも寒く感じ、湿度が高ければ設定温度が低くても暖かく感じられる傾向があります。そのため、暖房使用時は加湿器や空気清浄機の加湿機能を用いて湿度を調整すると良いでしょう。
最適な湿度は45~55%と言われており、湿度が低いと(湿度40%以下)風邪などのウィルスが活発に動ける状態になり、かと言って湿度が高すぎるとカビの発生(湿度60%以上)の原因になります。
また、暖かい空気は上昇する性質があるため、天井付近よりも床に近いほうが寒くなります。
ほかにも、断熱性能が低い家では暖かい空気が外に逃げたり、外気の影響を受けやすくなったりするため、設定温度よりも寒く感じやすくなります。
このように、体感温度は暖房の設定温度以外にも湿度や断熱性能によって左右されます。寒いと感じたら設定温度の見直しに加え、湿度や空気の循環にも配慮して快適な室温に調整しましょう。
- まずやるべきは、室温度計・湿度計を買いましょう!(^^)/
- エアコンの温度設定は、室温20℃にしたい場合は+2~3℃高く設定。23℃くらいが良いようです。
- 湿度は45~55%を保つように、加湿器などで調整しましょう。40%ではウイルス活発、60%以上でカビの発生の原因になりますので気をつけてください。
② エアコン暖房の電気料金を節約する6つの方法
(1)風向きを調整する
(2)自動運転に設定する
(3)フィルターや室外機を掃除する
(4)窓の断熱性を高める
(5)扇風機やサーキュレーターを併用する
(6)こまめに電源を切らない
(1)風向きを調整する
暖房使用時に効率良く部屋を暖めて電気料金を節約するために、エアコンの風向きを下向きに設定しましょう。暖かく軽い空気は上に、冷たく重い空気は下にたまる性質があるため、風を下向きにすることで効率的に部屋全体を温められます。
冷房時は風向きを上向きに設定すると、冷たい空気が自然に降りてきて部屋全体を冷やすことができます。風向きを適切に調整することで、室内の温度ムラが少なくなり、エアコンの不要な運転を抑えられるため、節電につながります。
(2)自動運転に設定する
エアコンは微風や強風などの風力調整が可能ですが、自動運転を活用するのもおすすめです。自動運転であれば、設定温度に達成するまでは強風で運転し、温度が近づくと自動で微風に切り替わるため、効率的に運転できます。
電気料金を抑えようとして弱風に設定すると、設定温度に達するまでの時間がかかり、余計な電力を消費してしまうので注意しましょう。
最近のエアコンには「これっきり」ボタンや、「ECO」ボタンがついてますので、エアコンに最適化してもらうのが一番です。
(3)フィルターや室外機を掃除する
フィルターが目詰まりしていると暖房の効果が下がり、余計な電気を消費するため、月に1~2回を目安にフィルターの掃除をすることが大切です。
エアコンフィルターの定期的な掃除によって、暖房使用時の消費電力を約6%削減できると言われています。
なお、自動お掃除機能付きのエアコンでも油汚れやタバコのヤニ汚れ、ペットの毛などはきれいに取れないため、フィルターを取り外して定期的に水洗いしましょう。
また、室外機の清掃も暖房効率を高めるのに有効です。フィルターほど頻繁に行う必要はありませんが、室外機に付着したホコリや汚れを取り除いたり、周囲に物を置かず空気の流れを妨げないようにしたりすることで、エアコンの負担が減り、電気料金の節約につながります。
(4)窓の断熱性を高める
窓の二重化が最も効果的ですが多額な費用がかかりますので、やらないより自分でD.I.Yで出来ることをやってみるのが良いです。
窓に断熱シートを貼ると外気の影響を受けにくくなり、エアコンの無駄な電力消費を抑えられます。窓の断熱性が低ければ、暖房で暖めた室内の空気が窓から逃げていき、外の冷たい空気が室内に入るため、室内が暖まりにくくなります。
無駄な電力消費を抑えて快適な室温を保つためにも、断熱シートとカーテンを組み合わせて窓の断熱性を高めましょう。
(5)扇風機やサーキュレーターを併用する
室内に温度ムラがあると、エアコンは設定温度に達していないと判断し、無駄な電力を消費してしまいます。暖かい空気は上に、冷たい空気は下に移動する傾向があるため、扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させ、温度ムラを解消しましょう。
(6)こまめに電源を切らない
エアコンは立ち上げ時に電気を沢山消費します。2時間くらいの外出時などは、つけっ放しの方がお得なのだそうです。就寝時も切らずに室温が18℃を保つようにすると健康に良く、エアコンの消費電力も低く抑えられます。
③室温と健康
健康的な室温は冬は18℃以上が世界保健機関(WHO)の推奨基準で、室温が低いと血圧上昇や心疾患・呼吸器疾患のリスクが高まり、体調不良や夜間頻尿、子どもの風邪のリスク増加にも繋がります。特に高齢者や乳幼児がいる家庭ではさらに暖かく保ち、断熱性の向上や厚手のカーテン、窓の断熱シートなどで室温を適切に管理することが健康寿命を延ばす鍵となります。

健康リスクを高める室温
- 18℃未満:血圧上昇、心臓や呼吸器系の疾患リスクが増加します。
- 16℃未満:呼吸器系の抵抗力が低下し、健康リスクがさらに高まるとされています。
室温が低いことによる影響
- 身体への影響:血圧上昇、心血管疾患、呼吸器疾患のリスク増大、免疫力低下。
- 生活習慣への影響:夜間頻尿の増加、睡眠の質の低下(深い睡眠が減る)、活動量の低下。
- その他:結露によるカビ・ダニの発生、アレルギー発症のリスク。
健康を守るための対策
- 最低18℃を維持:温度計で確認しながら、特に冬は18℃以上を目安に保ちましょう。
- 断熱性の向上:窓に断熱シートを貼る、内窓を設置する、高断熱窓に交換するなど、家の断熱性を高めることが重要です。
- 寒暖差の解消:寒い場所から暖かい場所への移動で起こるヒートショックを防ぐため、家全体の温度差を少なくしましょう。
- 高齢者・子どもへの配慮:彼らは体温調節機能が未熟なため、より暖かい環境が必要です。
夏場の目安
- 夏場は、28℃を超え湿度が高いと熱中症のリスクが高まりますが、温度だけでなく湿度管理も重要です。
健康的な室温管理は、単に快適に過ごすだけでなく、病気を予防し健康寿命を延ばすための基本的な健康法です。
④エアコン暖房には、断熱リフォームが必須
エアコン暖房に切り替えるには、部屋の断熱改修をすることが必須となります。ガラス窓一枚の隙間風が入るお部屋でのエアコン暖房は無謀です。
いくら節約しようと使い方の工夫や湿度調整などを頑張っても効果がありません。
本当は、家全体もしくは部屋単位で天井・壁・床に高性能の断熱材を入れた上で、窓を高性能のものに取り換えるのが一番良いのですが、現実的な対策、費用対効果を鑑みますと、早急に窓の断熱改修をするのがオススメです。
既存のサッシの内側に、もうひとつ窓(樹脂製内窓)を取り付けて二重窓にする方法と、既存のサッシに新しいサッシ枠を被せるカバー工法と、既存サッシはそのままで、ガラスだけをペアガラスに交換する3つの方法が主にあります。

内窓(二重窓)がオススメです。

内窓を取り付けるのが短時間で費用も抑えられ、効果もあります。
いずれも国から貰える補助金の対象になっていますので、新年度、春からの補助金制度を活用して断熱リフォームされることを強くオススメします。
環境省の窓断熱リフォームで貰える補助金 『先進的窓リノベ 2026』について
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新年度になるまで待てないと言う方には、D.I.Yで窓の断熱リフォームを試していただき、その効果を実感していただくのが良いかも知れません。

お試しで一冬だけなら、水で貼れて簡単に剥がせるプチプチのシートありますね。

ガラスに直接貼らずに、二重窓のように空気層が出来るので、こちらの方が効果は高そうです。Amazonで販売されてました。

新潟県 県央地区で、窓断熱リフォームのご相談は「ユキハウス」まで

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