「電気の衣類乾燥機を使ってるんだけど、今度はガス衣類乾燥機にしてみたい。」との相談をいただきましたので、以前、施工させていただいた事例と共にまとめたいと思います。
● ガス衣類乾燥機のメリット・デメリット
■ メリット
乾燥時間が短い: 約60分でしっかり乾燥できるため、忙しい家庭に最適です。
リンナイの試算によると、6kgの洗濯物を乾かす場合、電気衣類乾燥機が約185~312分かかるのに対し、ガス衣類乾燥機「乾太くん」は約60分と、1/3以下の時間で乾燥が完了します。
仕上がりが良い: 繊維が柔らかく立ち、ふんわりとした仕上がりになります。

家事の時短になる: 干す・取り込む手間が省け、洗濯にかかる時間が大幅に短縮されます。
ランニングコストが安い: 電気式と比較して、ガス代と電気代を合わせてもランニングコストが安い傾向にあります。
リンナイの試算では、電気衣類乾燥機の光熱費は、6kgの乾燥でヒートポンプ式が約43円、ヒーター式が約85円。一方、ガス衣類乾燥機も83円とのこと。
ランニングコストとしては大きな違いはないようですが、電気式は生乾きでもう一度乾燥しなくてならない、またはもう一度部屋干し!なんて手間を考えますと大きな違いが生まれそうです。
天候に左右されない: 雨の日や夜間でも、いつでも洗濯物を乾燥させられます。
花粉や大気汚染対策になる: 外干しできない日でも、安心して洗濯物が干せます。
生乾き臭を抑える: 生乾き臭の原因となる菌を除去し、臭いを防ぎます。
■ デメリット
初期費用と設置費用: 本体価格に加えて、設置には専門的な工事が必要で費用がかかります。
設置場所が必要: ガス配管と排気ダクトの設置が必要なため、設置場所が限られます。
衣類が縮む可能性がある: 熱風で乾かすため、熱に弱い素材は縮むことがあります。
メンテナンスが必要: フィルターの掃除など、定期的なお手入れが必要です。
本体の運転音: 機種や運転音によっては、騒音が気になる場合があります。
● 施工事例と費用
2021年にリンナイのガス衣類乾燥機を施工させていただいた事例です。乾燥機付きの洗濯機では時間が掛かる上に、生乾き状態で困っており、今回ガス衣類乾燥機の設置を決めました。
(すみません、施工写真が見つからなかったので、一部、リンナイの写真を使わせていただき説明いたします。)
洗濯機の上に設置した写真↓(施工させていただいたのもこのスタイルです。)

必要な付帯工事
①ガス配管
ガス衣類乾燥機ですので、ガス配管が必要です。一番近くのガス配管(縁の下や、外壁沿いを露出配管で持ってきます。)
洗濯機は脱衣室に置くのが一般的ですので、近くにお風呂のガス給湯器があることが多いですので、ガス給湯器のガス配管を利用する場合が多いです。
②室内設置の場合は、排湿管が必要です。
また、室内に置く場合は、写真の一番上に白い管が左側に出ていますが、これは排湿管(煙突みたいなもの)が必要になりますので、壁に丸い穴をあけて外壁には防雨カバーを取り付ける必要があります。

■ 裏技(屋外設置)
ガス配管と排気ダクト配管が難しい場合は、逆転の発想で室外にガス衣類乾燥機を設置する方法もあります。裏技とは申しましたが、脱衣室が狭いなどの理由もあり、室外設置する場合も案外多いようです。

ただし、直接的に雨に当たらない軒先、庇のある場所に限られます。(操作する時も庇が欲しいですよね)この場合は排湿管は不要です。(上の写真の乾燥機の上部から出ているフィンのついた四角いのが排湿する部分です。)
屋外でも、ガス給湯器の近くであれば、ガス配管も給湯器から分岐できるので、ガス配管の費用が抑えられます。(電気コンセントも給湯器のものを共用できます)
③電気コンセント(温めるものでなく、機器を動かす必要最低限の電気)
電気コンセントも必要ですが、給湯器に使ってるコンセントが利用できますし、室内であっても洗濯機に使ってるコンセントが使えることが多いので、電気コンセントはあまり心配ありません。
■ ガス衣類乾燥機工事見積(2021年当時の為、値上がりしております)
①ガス衣類乾燥機本体
リンナイ 幹太くん 5Kgタイプ RDT-54S-SV 1 台 99,200円(定価128,000円)
②専用台(高)洗濯機上に設置するための架台
DS-54HSF 1 台 18,600円(定価22,900円)
③パイプフードセット DPS-80KA 1 セット 11,000円(定価13,500円)
④メガネリング 80 MR-80 1 個 700円(定価900円)
⑤排湿管カバーエルボ DPCL-80 1 個 1,400円(定価1,700円)
⑥排湿カバー DPC-80 1 個 2,400円(定価3,000円)
⑦強化ガスホース RGH-10K 1 本 3,300円(定価3,900円)
⑧乾太くんメーカー設置 施工費
乾太くん設置・排湿配管工事 1 式 53,800円(乾太くんは、リンナイ
が施工します)
⑨ガス配管工事 床にガスコンセント設置まで 1 式 62,500円(給湯器から分岐し
床下配管で、乾燥機の近くに接続口を付けます。)
合計 252,900円(2021年当時ですので、材工ともに値上がりしています。)
■ まとめ
この時、施工させていただいたお客様からは大変喜ばれました。「もっと早くすれば良かった!」との乾燥です。
あ、いえ、感想をいただきました。(;^_^A
新潟の冬は特に室内干しの鬱陶しさから解放され、しかもふっくら仕上げで時短になるメリットは大きいと思います。
一度、設置してしまえば次回10~15年くらいの交換時期がきても、後継機種本体を取り替えるだけ(排湿配管も一緒に交換する場合もあります)ですので、ガス配管工事や電気工事が要らない分、お安く交換できます。
仕上がりの品質と時短を考えますと、やはりガス衣類乾燥機は大きな魅力があると思います。
オール電化でガスの引き込みがない場合ではない限り、家事の労力軽減、部屋干しでお困りの方は、思い切って『ガス衣類乾燥機』の導入オススメです。
プレゼントにも最適。とても喜ばれると思いますよ。
新潟県 県央地区で、ガス衣類乾燥機についてのご相談は「ユキハウス」まで

お問い合わせフォームはコチラです。または上のバナーをクリックしてください。もちろん、お電話でもかまいません。電話 090-8589-2932 飯塚店長まで
住まいのお悩みも募集中です。お気軽にご相談ください。