今回の我が家の実家リフォームのコンセプト「安全と健康」の中で、お風呂とリビングについては以前お伝えしましたが、今回はキッチンについてお届けしたいと思います。

工事前のキッチンです。6帖の広さでダイニングも兼ねており、洗面脱衣室&お風呂場と繋がっていますが、独立した部屋になっていました。

6帖1室のダイニング(食事をする部屋)兼、キッチン(食事を作る部屋)は、さすがに狭く、朝食と昼食だけ小さなテーブルと丸椅子2つで身体を丸めるようにして縮こまって食事をしてる有様。夕飯は一度、廊下に出て隣の居間まで運んで食べていました。

今回のリフォームでは、写真左側の壁を壊して、隣のリビングと直接行き来できるようにして、ダイニングスペースをリビングに移動します。
増築する訳ではないのですが、同じ6帖でもキッチン(調理)だけをする部屋にすることで狭さを解消します。
つまり、「部屋の役割を減らすこと狭さを解消する」手法です。
夕飯や親族が集まって大勢で食事する時は、一度廊下に出てからリビングに料理を運んでいたのですが、敷居の段差もあり危なそうです。段差も無くし、動線を短くすることで転倒による怪我の防止に繋がります。

壁を取り除くことで、隣りのリビングとスムーズに行き来できるようになりました。リビングからキッチンの様子もわかるので、火の消し忘れや急な体調不良なども一目瞭然。
また、日中でも照明をつけないと暗かったキッチンですが、壁を取り除いた結果、リビングの窓からの光が入りますので、かなり明るくなりました。

ぶわぶわと弱っていた床も、現況の床の上から合板下地を貼り、更に厚み15mmの無垢フローリングを貼ることで補強されてしっかりしました。
床の材質は水や油汚れに弱いとされるフローリングですが、それは合板フローリングも無垢フローリングも大差ありません。むしろ、合板フローリングは補修が効きませんので、無垢フローリングという選択をしました。
水廻りの床は塩ビ製のクッションフロアーを貼るのが良いとは思いますが、何せ安っぽいのがイマイチ。今回は無垢フローリングの気持ち良さ、快適さを優先し、気持ちの上でも「健康」に繋がればと思っての選択です。
どうしても汚れなど気になる方は塩ビ製クッションフロアーの選択も有りと思いますし、予算があればタイルの床もカッコいいですね。

キッチンの背面に食器棚・レンジ台・冷蔵庫を並べて配置しましたので、食器も取りやすく調理がしやすくなりました。冷蔵庫の食材を取り出す時も、お皿やコップを出す時も振り返れば良いだけです。直線を並行に「二」のように配置することでスッキリと空間を使えます。


実は、お風呂場を広げた分、狭くなってしまった洗面脱衣室から洗面台をキッチンの隣に持って来ました。洗濯機と洗面台を狭くなった脱衣室には置けなくなったからです。これも「部屋の役割を減らして、狭さを解消する」手法です。
洗面台は脱衣室にあるものだと言う固定観念がありましたが、やってみますと案外、キッチンの隣の洗面化粧台も使い勝手は悪くありませんでした。
洗濯機を脱衣室に残したのは、服を脱ぎ、そのまま洗濯ができるからです。お風呂の残り湯もポンプアップして使えるので、脱衣室に洗濯機があるのは便利。家事動線もスムーズです。

「安全」を考え、火災予防の観点からガスコンロではなく「IHコンロ」(電気)にした、システムキッチン本体については次回、詳しくお伝えさせていただきます。
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