まだ6月なのに30℃超えの暑い日が続いておりますね、熱中症対策を万全にエアコンを上手に活用したいものです。
今回はエアコンの畳数についてのお話です。
畳数でエアコンを選ぶと損します!
部屋の大きさ(畳何枚分のお部屋か?)で、6畳用、8畳用と謳ったエアコンが売られていますが、実は6畳用も8畳用も同じ室外機なの知ってました?!
正確には、6畳用は8畳用の能力があるのに、リミッターカット(性能を抑えてる)しています。
…なのに、お値段は8畳用の方が高いですよね?
あるメーカーのエアコンの性能表を調べてみると…

「定格能力」ではなく、「最大能力」と「最小能力」に注目して青い線で区切ってみますと、全く同じだと言うことがわかります。

メーカーによって多少の違いはありますが、100Vの「6畳用と8畳用」「10畳用と12畳用」は同じ室外機ですので、お値段が安い方、つまり6畳用か10畳用の2択になります。
200Vの「12畳用・14畳用・18畳用」が同じで、「20畳用~29畳用」も同じですので、こちらもお値段の安い方、つまり12畳用と20畳用の2択になります。
ちなみに、100Vと200Vですが、家庭用の200Vは「単相200V(たんそう200ボルト)」と呼ばれるもので分電盤からエアコンのコンセントに送られる電圧が2倍になり、100V用より燃費と性能が高いエアコンが使えますが、200V用エアコンを使うにはコンセント交換など別途に電気工事が必要な場合があり、取付業者では出来ないこともありますので注意が必要です。
コンセントの挿し口も数種類ありますので、買ったエアコンに合ったコンセントにしないといけません。
エアコンの畳数の算定は、60年前の基準!?
100Vエアコンは、6畳用か10畳用の2択。
200Vエアコンは、12畳用と20畳用の2択と申しましたが、その理由にはもうひとつあります。
実は、エアコンのカタログ表記の畳数を算定する熱負荷は、1964年に選定されて以来見直しされていないんだそうです。
60年前の住宅と、現代の住宅では断熱性能・気密性能に雲泥の差があるのはご承知の通りです。
つまり、エアコンの畳数表示は、現代の住宅に対してはオーバースペック(過剰)なのです。
現代の住宅であれば、8畳のお部屋でも6畳用の能力で十分なのだそうです。
ちなみに、エアコンの買い替え時は、10年以上お使いであれば新しいエアコンに交換することをオススメします。耐用年数の設計と、部品保持の年数が10年に設定されています。
更に、毎年のように省エネ性能がアップしますので、ランニングコスト面でも10年以上お使いなら買い替えが良いと思います。
8つのエアコンの節約術
それでは最後に、8つのエアコン節約術
エアコンは1時間あたり20円弱/台と言われています。24時間つけっ放しでも480円ですので、ジュースやアイスを食べたりするより、熱中症になどで体調を崩されて医療費が…なんてことを考えれば、かなりコスパの良い電化製品と思います。
- 温度設定に気をつける
エアコンの温度を1℃変えるだけで、電気代は10~13%変動するといわれています。例えば、冷房を25℃設定にしていた家庭が28℃に上げれば、30%程度の節電ができるということです。
上述した通り、環境省は、「夏の冷房は室温28℃、冬の暖房は室温20℃」を提案しています。
あくまで室温28℃ですので、エアコンの設定温度はもう少し低く設定しないとその室温になりませんのでご注意ください。 - 短時間の外出ならエアコンをつけっぱなしにする
ちょっとコンビニに行くようなとき、エアコンは消した方が良いのか、つけたままの方が良いのか迷ったことはありませんか?実は、1時間程度の外出ならつけたままの方が節電に繋がります。エアコンは電源を入れてからの数分間、室温を設定温度に近づけるよう活発に稼働するので電力の消費が大きくなります。そのため、電源の入り切りを繰り返していると、つけっぱなしのときより電気代が高くなりやすいのです。
しかし、家を空ける時間が長くなるようなら、電源の入り切りよりもつけっぱなしの消費電力の方が上回ります。長時間留守にする場合はエアコンを切りましょう。
3.エアコンについている自動運転モードの活用
エアコンの自動運転モードは優秀で、効率良く部屋を設定温度にしてくれま す。エアコンで1番電気代がかかるのは、室温が設定温度になるまでの時間です。自動運転モードは最短で設定温度に近づけてくれるので省エネにつながるのです。
- 扇風機やサーキュレーターを利用する
温められた空気は上部に、冷たい空気は下部にたまりやすく、温かい空気は上部にいく性質があります。
サーキュレーターを使えば空気をかき混ぜることができ、冷暖房効率がアップします。その結果、節電につながるのです。また、人は風を感じると体感温度が下がるといわれています。
設定温度を1℃変えるより、送風の強度を上げる方が効果が高く、使用電力も抑えることができます。 - フィルターや室外機の掃除を定期的にしっかり行う
フィルターや室外機にほこりやゴミがたまるとエアコンの効きが悪くなり、無駄な電力を消費します。
環境省によると、2週間に1度フィルター掃除を行っていれば、冷房使用時で約4%、暖房使用時は約6%の節電に繋がるという結果が出ています。 - 窓や玄関戸をシャットダウン
家の壁は厚く、さらに断熱材が入っているため、外気の温度に左右されにくくなっています。しかし、窓はガラスでサッシはアルミ製が多いので、熱を容易に通してしまいます。そのため、エアコンで部屋の温度を調節しても窓付近から熱や冷気が逃げてしまい、なかなか設定温度に達しないということが起こるのです。
断熱シートを窓に貼ったり、カーテンやブラインドをしっかり閉めておくと断熱に効果があります。
尚、夏場の遮熱には室内より外部から防ぐのが一番。昔ながらのスダレ等を掛けるのが効果的です。 - 部屋の広さに応じたエアコンを選ぶ
部屋がなかなか設定温度にならないという場合、エアコンが部屋のサイズに合っていない可能性があります。
ただし、畳数の基準は60年前から変わっていないので、お家の断熱性能や窓の性能が良くなっているので、オーバースペックになりがちなのだそうです。
しかも、6畳用と8畳用、10畳用と14畳用(100V)、14畳用(200V)と26畳用は、同じ能力の室外機でリミッターの掛け方の違いだそうです。
8畳でなく6畳・14でなく10畳・26畳でなく、14畳用を買うのが良いです。 - 省エネ性能が高いエアコンを選ぶ
エアコンは省エネ性能が年々上がり、新しいものほど消費電力が低くなっています。最新モデルは省エネ以外の機能も充実しているので、トータルで考えても大きなメリットがあるでしょう。
よく聞くエアコンのクリーニングですが、カビの臭いがするようであれば壊れてなくても、もうそれは買い替え時です。
尚、カビ発生を抑える対策としては、エアコンを停める10分前に『送風運転』にして、エアコン内部を乾かすと良いそうです。
暑さのピーク時は、エアコン自体もなくなり、選べる範囲が狭まります。
また、取付の業者さんも超多忙でなかなか来てもらうことが出来ませんので、10年以上お使いのエアコンであれば、早目に買い替えの手配をされることをオススメします。
ちなみに、エアコンが安く買える季節は、型落ちになりますが10月・11月がねらい目と言う情報もあります。
正直に申しますと、エアコンは家電量販店やホームセンターがお安くて、取付も専門業者さんに委託されていますので早いですし、取付費も町の電気屋さんに頼むのと大差ありませんので、そちらをオススメしております。(;^_^A
情報だけでもお伝えしたいと思いました。暑さに負けぬようご自愛ください。
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